もっぱらの話題は・・・・
ということ。
サントラの写真集に歌詞カードがすべて収録されているので、少しずつ訳していこうという話になった際に、上記二人に絶賛トキメいているにも関わらず、素敵なオンニたちから訳してほしいとのリクエストいただたのが
でした。
というわけで、記念すべきエリザベートの対訳シリーズの幕開けは、エリザベートの主人公たちのうち最も切ないキャラクターでもある、皇太子・ルドルフに決定。
二幕の重要なシーンはほとんど全てこのルドルフが持っていくという、大変重要な人物です。
自身の自由を望むエリザベートに幼い時から愛情を受けたことがなく、最後の最後でも見放される悲運の皇太子。
王子という地位など関係なく、母親からの愛情だけを望んでいたルドルフの気持ちが分かる二曲を今日はご紹介したいと思います。
私はあなたが歌詞が誰のために行くことができます
1曲目は子役ルドルフが大変健気に歌い上げる『ママ、何処にいるの?』。
厳格に育てられ、母に会えなくて淋しい思いをしているルドルフに、'死'(トート)が初めて寄り添う歌です。
【エリザベート~ママ、何処にいるの?】
上記はオリジナル版に日本語字幕がついているもの。
大体の意味は似ているのですが、韓国語版はよりストレートで切なくなっています。
韓国語版をベースに、王子様っぽく訳してみました。
『ママ、どこにいるの?』
ルドルフ:
ママ、ママ
ママ、聞こえますか?
どこにいらっしゃるの?
とっても寒いんだ
僕を 抱きしめてくれないかな
ママに とっても会いたい
ママの隣に いたいんだ
ママ
僕の部屋は 真っ暗なんだ
また、怖い夢を見たんだ
僕の隣には 誰もいてくれない
僕は なぜ いつも 一人ぼっちなのかな
トート:
どうしようもない
ママを呼ぶのは もうやめなさい
ルドルフ:
どなたですか?
トート:
私は 君の友達さ
私たちは 再び
会うだろう
ルドルフ:
行かないで
むしろ痛みを感じる
トート:
また 来るよ
ルドルフ:
覚悟をきめたら 強くだってなれるんだ
昨日 猫を殺したでしょう
この世の中で 悪い人みたいに生きていけるけど
僕は イヤなんだ
ママ
どうか 僕を抱きしめて
ママの隣に いたいんだ
ママは とっても遠くにいる
なぜママは僕を 一人ぼっちにしているの
そして、この曲と対になっていると言っても過言ではない曲が青年ルドルフが歌います『私があなたの鏡であったなら』。
父への反乱の疑いをかけられたルドルフが母・エリザベートに助けを求め、そして拒絶される涙なしでは聞けない1曲です。
また、舞台でこの曲を演じ・歌うキム・スンデさんの演技が炸裂する瞬間でもあり、サントラでも十分に感じることができます。
【エリザベート~私があなたの鏡であったなら】
『私があなたの鏡であったなら』
ルドルフ:
お母様と話がしたい
私にお言葉をかけてくださるのを 望んでいた
私たち二人は とてもよく似ている
崩れ落ちていく世界には どうしようもなく
嫌気がさしてしまう
我々は、ジミービュッフェ人々である
私がお母様の鏡であったら いいのに
私を見つめてくれるから
言葉をかけてくれるから
そうなのだから
お母様は私を ただ一度も 抱きしめてくれなかったですね
眼差し一つも 私にくださることはなかった
私たち二人は とてもよく似ているけれど
今は なぜこんなにも離れてしまっているのか
私はお母様のもとへ 行きたいのに
私たちの距離は とても遠いんだ
私がお母様の鏡であったら いいのに
私を見つめてくれるから
言葉をかけてくれるから
エリザベート:
何の用なの
一体なに
出て行きなさい
ルドルフ:
ママ 聞こえますか?
僕を 助けて
どうしようにも ないんだ
ママだけを
信じて 話ができる
お願いだから ママ
僕の話を 聞いてください
もう僕はここから 逃げ出せないんだ
エリザベート:
そんなことは 聞きたくもない
ルドルフ:
病んで 疲れきってしまった僕の人生
そのすべてが 辛いんだ
エリザベート:
どうしようも できないわ
ルドルフ:
終末へ向かっている この息苦しい世の中
手遅れになる前に
お父様に 僕の話をしてください
エリザベート:
私はすでに あの人から抜け出した
すべての鎖も 断ち切った
お前を 助けることなどない
韓国語版では、'お母様'と言っていたのに、感情が高ぶる後半では'ママ'と呼ぶルドルフがとっても泣けます。
最終的に息子を突き放し、その後の人生、それを一生後悔していくエリザベートもルドルフ同様どうしよもなく切ない存在。
この舞台を見る人の心情によって感動ポイントも違ってくるので、今後もエリザベートの韓国語版歌詞を、機会があればご紹介していきたいと思います。
「この曲訳してね~」というリクエストも受付中なので、ご意見お聞かせくださいね。
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